劇場版ガンダムOOをみて、SF作品と戦争について考えました。

以下twitterからの転載です。下から読んでね。twitterのidはxerxes_132です。
この道に大いに反旗を翻したのが911だったわけです。インターネットで繋がるアルカイダという組織。現実世界で起きているもう一つの変化、グローバリエーションのもう一つの側面で生まれた憎悪。人類はこれから進化して戦争を無くせるかという問題はこれからもSFで語られるし私も考えていきたい。
about 4 hours ago via web
現実の話をしましょう。とりあえずは、地球外の敵はすぐにはやってきそうにはありません。では人類の進化はというと、情報化とグローバリゼーションが起こっているわけですが、こうやってtwitterをしていても人と繋がるインターネットですよ。さっきの進化の話だと人と理解できる→戦争無くなる
about 5 hours ago via web
そうした意味では、この劇場版ガンダムOOはSFとしてすごくまっとうな作品なのかもしれない。ちょっと待った、歴史の911後という問題もこの二つの道で解決できるのか。虐殺器官にもどそう、メタルギアソリッド4といってもよい、人類間の戦争ってそんなに簡単に無くなるのか。
about 5 hours ago via web
ちょっと俯瞰して、現実の戦争をなくすにはどうするかという凄いでかい問題にぶち当たってるわけですが、SF作家、日本のSFアニメ制作者も含めてこの問題はとてもでかい。しかし、これらの人々は2つの道を示しているようです。進化するか、地球外の敵がやってくるか。
about 5 hours ago via web
また脱線して、今再放送しているゼーガペインでは、イオリアに値するナーガがが量子コンピュータヴェーダ)を作って、人類をそれこそ、イーガン的なデータベース上の存在に無理やり進化させようとして、それにデータ化した人が肉体をもった、心の痛み(ペイン)を持った存在に戻ろうとする話です。
about 5 hours ago via web
この二つの道が並行して進行したのが00なのか。初代もニュータイプによって人類間戦争が終われば、地球外生命体がやってきたのか。00を最後まで見るとイオリア・シュヘンベルグが人類を進化させ地球外生命体の存在に備えたという見方もできるのか。
about 5 hours ago via web
感覚が進化し、より他者のことが理解できるようになる→人類間戦争がなくなるのか、地球外生命体(ヤマトや多くのスーパーロボットもののように人に似た形や多くのSFのコンタクト物で描かれた人の形をしないものを含めて)の侵略により世界が一つになってそれらと戦う→人類間戦争がなくなる。
about 5 hours ago via web
EVA後ということであれば涼宮ハルヒシリーズの情報統合思念体円城塔さんの作品にも情報的な知性体の存在は出てきます。引き戻して人類の進化という点から、ニュータイプイノベイター、コーディネーターでもいいですが、そうした進化した人類により人類間の戦争が終わるというテーマ。
about 5 hours ago via web
ここも難しいところですが、EVA、旧劇のストーリーとしては、シンジ君が進化を拒否します。他人の存在を許可した世界を望むわけです。人類の進化という問題に関しては、SFではその後、サイバーパンクを経てイーガン、@hazuma東浩紀さんの言うところのデータベース的な生命への進化という形
about 5 hours ago via web
新劇でこの辺がどうなるかも気になるところですが、敵の変遷をみると少し複雑です。しかし、目的というと変かもしれませんが、人類の敵との遭遇による進化というSFの大筋は外していないと思います。
about 5 hours ago via web
EVAの敵と当初されていた使徒は、宇宙からやってきたこともあったけど、最終的、旧劇場版では人、リリンでもいいですが、とは異なった可能性の存在でした。ところが、旧劇で人間の敵は人間、戦略自衛隊となった。そして、人類補完計画と称する、人類が一つになる、言い方の問題ですが進化を遂げる。
about 5 hours ago via web
この人類進化を遠因として人類間の戦争の終結、そして、外宇宙へという流れ。これが歴史の必然なのか。なんか俺にはでかすぎる問題にぶち当たっているようですが、もう少しだけ頑張ります。ここで私が哲学を志す元となったEVAはどうだったか。
about 5 hours ago via web
ここで実際の人類の歴史に戻ると、第2次大戦後にSF作家、クラークにすると『幼年期の終わり』で地球外知性体の導きによる人類の次の段階としての進化が描かれたわけですが、それこそ初代ガンダムニュータイプなり00のイノベーターが現れる。
about 5 hours ago via Keitai Web
ここで歴史の必然、というとヘーゲルでは無いですが、人類間の戦争が終わったからこそ、次の時代の戦争に至ったのかという問題。もしくは世界が一つになるには外部からの敵が必要なのかとも言い換えられる問題があるのではないか。
about 6 hours ago via Keitai Web
そして、今回の00も地球外金属生命体。伊藤計劃の世界つまり00のTV版そして初代も人間同士の戦争だった、が終わるとヤマトの世界に戻るというのはなんか皮肉の様に思えますが。
about 6 hours ago via Keitai Web
この辺は日本のSFアニメに限定すると、ヤマトがあり初代ガンダムがあり、エヴァがあったわけで@ashizuさんにも伺いたいのですけど、私、ガンダム後に生まれた者としてはガンダム以前というものがあるのだとしたら例えばヤマトの戦争相手は異星人だった。
about 6 hours ago via Keitai Web
戦争の相手はもう同じ人類ではないという前提が共有されていたかというと冷戦とかあったから難しいかもしれないけど少なくともSF作家達にはその後の世界が見えていたのか。
about 6 hours ago via Keitai Web
映画では外宇宙生命体との接触というテーマ。ここでこの前後関係について論ずべき事があるように思います。人間同士の戦争が終わったから、地球外生命体との戦争に移行するのか、少し考えると第2次大戦後にコンタクトをテーマとしたSFが書かれはじめた事との関連について
about 6 hours ago via Keitai Web
機動戦士ガンダム00観てきましたよ。@wakusei2ndも言っている様にこれができるガンダム産業の凄さを感じずにはいられないんだけど、内容的には良き時代のSFに戻ってます。TV版では911後のそれこそ伊藤計劃などのゼロ年代のSFをやろうとしていました。